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テクノロジーアート、クリエイター・アーティストのIT活用

「我々年寄りを、凍え死にさせる気か。」

村おこし実行委員の1人が激怒した。
外で建物に投影するプロジェクションマッピングを企画したクリエイターと、盆地の寒さを知る委員の意見が食い違ったのだ。

これは、2014年4月24日に放送されたNHK「LIFE!~人生に捧げるコント~」のコント『プロジェクションマッピング』の中の一コマだ。

どうしたら村に若い人が集まるのか、頭を悩ませていた村おこし実行委員の年配3人(内村光良田中直樹塚地武雅)。
そこに村役場の人(西田尚美)が呼んだのは、東京ワンダークリエイティブの2人(ムロツヨシ塚本高史)。
村の人々は、持ちかけられた企画のイメージをなかなかつかめない。

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田中:で、何を?

ムロ:プロジェクションマッピングです。

田中:プロゼクソン?プ、プロ、プロゼクソン?

ムロ:プロジェクションマッピングです。

塚本:(タブレットPCに映像を流しながら)これは、東京駅の改装セレモニーのものです。パソコンで制作したCGを特殊なプロジェクタを使い構造物に映像を投射します。今回はこれをこの村のシンボルであるケンソウ寺で行いたいと。

村の人々:・・・。

塚本:で、今回のコンセプトですが

田中:あーちょっと待ってくれ。

内村:ん、、わからん。全然わからん。この人たちは何を言ってるんだ?
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東京駅の改装セレモニーを制作したのは、映像制作会社の株式会社NHKエンタープライズである。

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田中:茂木さん(塚地)。わかったかね?

塚地:・・・たぶんですけど、外で映画を見るってことじゃないですかね?

田中:外で、映画?

塚地:ほら、昔、野外映画ってあったでしょう?

田中:なるほど、野外映画か。あー、それなら知ってる。

内村:おーなるほど。わかりよい、わかりよいぞ。
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しかし、実行委員は、映画であれば外でなくても屋内で楽しめることに気づく。ストーブのある公民館で映像を流せば村の年寄も楽しめると話す。公民館では若い人が集まらないと訴えるクリエイター。そこで冒頭の「我々年寄りを、凍え死にさせる気か。(内村)」である。実行委員は目的を見失っている。自分達がただ見たいだけである。コントと言えど、実際にありそうな状況だ。

結局収集がつかず、村役場側から、いつもの祭りを提案される。境内に露店を出して神輿も担ぐ。今年はその後、公民館でプロジェクションマッピングを上映する。クリエイターの外でやるこだわりも反映できると納得する委員。煮え切らない表情のクリエイター。

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ムロ:ちょっと待ってください。じゃ僕たちのアイデアが何も生かされてません。

田中:あんたたち。ほんとに才能あるのかい?
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クリエイター役のムロツヨシは、Perfumeのライブでプロジェクションマッピングを手がけた真鍋大度東京理科大の同期。ムロは役者を目指し1年生の時に中退した。ちょうど放送の前の週に、ラジオ番組「スパカン!」で20年ぶりに再会した。真鍋はこのコントを見ていたとツイートした。

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