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テクノロジーアート、クリエイター・アーティストのIT活用

「昔は、Perfumeのライブにテクノロジーを使うと、より冷たくなると思って避けていた。」

Perfumeのライブ演出を手がけるMIKIKOは、2014年2月16日にFITC TOKYOに登壇し、こう話した。

MIKIKO広島県出身。高校からダンスを始め、20歳からダンスを教えるようになり、Perfumeに出会う。28歳の時に作・演出した公演「DRESS CODE」がきっかけで、ニューヨークに1年半住んで、本格的に演出を勉強した。帰国後は、Perfumeの他にも、CMの振付やアーティストのステージ演出、ダンスユニット「イレブンプレイ」の主宰を行っている。

FITC TOKYOとは、世界トップクラスのクリエイターがプレゼンテーションを行うイベント「FITC」の東京篇。2002年にカナダで始まり、東京では5回目の開催。今回はMIKIKOの他に、真鍋大度らが登壇した。

真鍋大度は、プログラミングを駆使して様々なプロジェクトに参加するアーティスト。Perfumeのライブの他、最近では、東京オリンピック招致のプレゼンで、フェンシングの剣先の軌道が光る映像を制作している。誰も見たことが無い、もしくは、どう作っているのかわからないような斬新な作品を多く手がけている。

2009年8月、真鍋は、パフォーマーの動きが音や映像や照明と同期する舞台「true/本当のこと」のプログラミングを担当した。Perfumeのライブを見たことがきっかけで、この公演後のトークイベントに初対面のMIKIKOを招いた。MIKIKOはこの舞台を見てから、アートとエンタテインメントをどうやって掛け合わせたら面白いのか、探すようになっていった。

真鍋がPerfumeのライブに参加したのは、2010年11月3日「Perfume LIVE@東京ドーム『1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11』」。Perfume初めての東京ドーム公演。アリーナからドームへ、1つ上のレベルでやるにはテクノロジーの力が必要だと思い、MIKIKOは真鍋にサポートを依頼した。その中で、メンバーのあ〜ちゃんが銃口から出るレーザーを遠くにある風船に当てて破裂させる演出があった。実際にはレーザーで割れないので、ニクロム線をPCで制御して加熱し割った。ちゃんと割れたのは本番だけだった。「Perfumeは持っている」のだとチームPerfumeは言う。

ここからMIKIKOと真鍋のコラボが始まる。このころからMIKIKOのテクノロジーへの意識が変わってくる。冷たくなると思って避けていたテクノロジーを使うことによって、舞台上の人間味や体温が逆に引き出せていると感じた。同時に、作り手側にすごい体温があるからだとも感じていた。

Perfumeは一回やったことをやらないと決めている。自分たちが作りながら刺激を受けていないとやっぱりファンの人にも伝わらないと考えている。難しいことにチャレンジする情熱は、作り手の体温となる。「Perfume 5th Tour 2014『ぐるんぐるん』」がこの夏行われ。10月からの「Perfume WORLD TOUR 3rd」で初のアメリカ公演を行う。

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